(面白さが)約束された勝利のマンガ今から読んどかない?
新型コロナウイルスによって主催したイベントが無期限延期になったげそにんちゃんです。
ここ最近は出版社の厚意で無料公開してもらっているマンガを読む日々です。本当にありがたいことです。ちなみに横山三国志は三巻で挫折しました。
日本だけでなく世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス……やっぱり今後COVID-19って呼びます。その方がかっこいいので。
COVID-19によって主催したイベントが無期限延期になったげそにんちゃんです。
日本だけでなく世界中で猛威を振るうCOVID-19。日本では外出自粛の呼びかけ程度で住んでいますが、欧米では罰則付きの厳しい外出制限が敷かれていることも少なくない、というのは前回お話しした通りです。
そんな中で「#Coronamaison」という市民ベースのクリエイティブな運動が広がりを見せているわけですが、今回は企業側のCOVID-19に起因する外出規制に伴う民間への支援策についてのお話です。
と言っても本当に数多くのサービスが提供されており、全てを紹介することはできない(し把握もしてない)ので、今回はぼくが気になった一点だけ紹介したいと思います。他の施策についてはTwitterで発信する…かもしれません。念のためフォローしていただけると喜びます。
ということで今回紹介するのはベルギーの大手BD出版社「デュピュイ社(Éditions Dupuis)」が運営するウェブトゥーンサイト「Webtoon Factory」についてです。
この「Webtoon Factory」、本来は月3.99ユーロ(約470円)の月額課金制なんですが、なんと今新規登録すると初月無料…! COVID-19のせいで自宅から出ることができない1ヶ月ここで乗り切ろうぜってことですね。絶対1ヶ月じゃどうしようもないと思いますがそこは置いておきましょう。
「Webtoon Factory」は若手からベテランまで多様な作り手が集まっており、その出自も様々。アニメ業界から参入した人もいるみたいです。BDだと珍しくないですけどね。ホームページから投稿も受け付けているようなので興味のある人は送ってみてはいかがでしょう。
いくつかおすすめをば。
≪Les soeurs Grémillet≫
作:Giovanni Di Gregorio
画:Alessandro Barbucci
少し前にぼくがTwitterで取り上げた≪Les soeurs Grémillet≫、「Webtoon Factory」に掲載されていたなんて知りませんでした。お恥ずかしい…。この表紙に惹かれた人は読んでください。説明不要。あ、作画のバルブッチはバルバラ・カネパと一緒に『スカイ・ドール』を描いてた人です。
≪Yézidie!≫
作:Aurélien Ducoudray
画:Mini Ludvin
正直に言います。今回この記事を描いてるのはこのマンガを紹介するためです。
ご存知の方もいるでしょうか。実はぼくかつて『金正日の誕生日』というBDの紹介動画を作ったことがあります。その『金正日の誕生日』の原作を務めたオーレリアン・ドゥクードレの新作です。作画は長年アニメーター、イラストレーターとして活動していたミニ・ルヴァン*1。
タイトルの「Yézidie」はイラン北部のクルド人などの一部で信仰されている民族宗教「ヤズィーディー教」の信徒を意味するようです。本作のテーマは「スマートフォンとテロリズム」。イスラム国によるテロ行為の中でもヤズィーディー教徒を襲った悲劇とスマートフォンによる現代的な抵抗と戦いを中心に描いた作品……なんですが、まだ2話までしか公開されておらず話はあまり進んでいません。
3話までは登録していなくても読むことができるので、今のうちに読んでみてください。今後面白くなることが約束された作品です。
いくつか紹介と言いながら2作しか紹介してません、すみません…。また面白い作品があればTwitterかブログに書きます。
徐々に日本でも市民権を得てきたウェブトゥーンですが、海外(特に中韓)ではすでに当たり前のフォーマットとなりました。名作も多くあるので翻訳増えてほしいなって思います、素朴に。
作業用BGM: KOTONOHOUSE「Jump! Swing!! Dance!!!」
*1:読み方はルヴァンでいいと思うんですが、インタビュー動画ではルヴィーヌって呼ばれてました。どっちが正しいんでしょうか?