げそべでてーく

Vtuberげそにんちゃんのブログです。

「フランス百合マンガ事情概観」補足


「フランス百合マンガ事情概観」補足

どもどもおはげそー。
いやはや長らく動画を出せてなくてすみません……。
あと残るは編集だけなので本気を出せば5時間で終わります…!(本気を出すとは言ってない)

 

というのはさておき今回は宣伝とそれに関する補足です。

 

昨日、8月25日に開催された「コミティア129」で頒布された「ふぢのやまい」さん(@gagaga21480621)の『百合映画ガイドブック1.5』に「フランス百合マンガ事情概観」という小文を寄稿させていただきました。

 

f:id:gesoninchang:20190826054813j:plain

ふぢのやまい『百合映画ガイドブック1.5』

 

日本では隆盛を誇る「百合」というジャンルが海外、主にフランスではどのように受容されてきたのか、また海外の百合マンガ作品をいくつか取り上げながら海外百合マンガのうっすらとした輪郭くらいは捉えられるよう努めました。

コミティアでは完売してしまったそうなんですが、おそらくまた増刷されると思いますのでぜひその時にお求めください。


で、訂正というのは別に内容に関するものではありません。
…あの…文末に脚注を入れているんですが、なぜか本文中の注記号が消えていまして……。

ということで該当脚注部分をここで公開させていただきます。
『百合映画ガイドブック』読者の方がこのインターネットの最果てに辿り着くことを願って……。

 

 

P.8 10行目 「日本のマンガがフランスで翻訳出版され始めてから約50年が経過し~」
 注1. 1969年に柔道雑誌Budo Magazine Europeに掲載された平田弘史『武士道無残伝』が最初だと言われている。

 

P.8 11行目 「日本のマンガに影響を受けた海外のマンガ(OEL manga)」

 注2. Original English Language manga:  NHKでアニメが放送され話題となったトニー・ヴァレント『ラディアン』など。近年はグローバルマンガと呼ばれることが多い。

 

P.8 20行目 「しかし、かつてのように人目をはばかりひた隠しにするような嗜好ではなくなっているし~」

 注3. 倉田嘘『百合男子』に見られるような、趣味を隠匿すべしという強迫観念はもはや見られない

 

P.9 21行目 「~総発行点数(5,305点)の37.5%にあたる。」

 注4. https://www.acbd.fr/2825/rapports/2016-lannee-de-la-stabilisation/  2019年8月17日閲覧。

 

P.9 23行目 「一方日本で出版された海外マンガは201791日~2018831日の一年間で172点。

 注5. ガイマン賞 http://www.gaiman.jp/ 2019年8月17日閲覧

 

P.10 10行目 「~コミュニティ内でその関係性を楽しむ、といった作品は除外する。」

 注6. よって、百合的消費をされがちないわゆる「きらら系」作品も対象外とさせていただく。例えば『ご注文はうさぎですか?』における「ココチノ」「千夜シャロ」など。

 

P.10 20行目 「~日本だけでなくフランス他海外にも大きな衝撃を与えた。」

 注7. ポジティブな衝撃だけではない。池田理代子おにいさまへ…』はその同性愛的描写から抗議がありアニメの放送が中止された。詳細は以下の連載。豊永真美「マンガはなぜ赦されたのか –フランスにおける日本のマンガ-」アニメ!アニメ!ビズ 掲載http://www.animeanime.biz/archives/20948 2019年8月19日 最終閲覧

 

P.11 1行目 「~がAsuka(アスカ社)から出版されるなど断続的に~」

 注8. 2006年にEditions Soleil(ソレイユ社)に買収され、さらにその後Kazé(カゼ社)に売却。同社のBLマンガレーベルとなる。

 

P.12 1行目 引用部

 注9. https://www.manga-news.com/index.php/editeur/interview/Taifu-comics 2019年8月18日 最終閲覧

 

P.14 9行目 「白眉であるため一読を勧めたい

 注10. CJ・スズキ「失われた家を求めて―アリソン・ベクダル『ファン・ホーム』」comicstreet掲載https://comicstreet.net/article/book-review/fun-home-new-edition/ 2019年8月19日 最終閲覧

 

P.15 14行目 「~客観的に、冷静に物語を紡いだ~

 注11. 市毛史朗「欧米圏のオルタナティブ・コミックスにおける自伝的作品についての論考」『国際マンガ研究5』国際マンガ研究センター、2015年

 

P.18 16行目 「~マンガ、アニメに触れてきたという作者~」

 注12.https://www.manga-news.com/index.php/actus/2019/06/01/Rencontre-avec-Caly-autour-de-la-serie-Hana-no-Breath 2019年8月17日閲覧

 

P.18 Katie O’Neill, Tea Dragon Society 公式サイト

 注13. https://teadragonsociety.com/

 

以上となります。

ほんとすみません……。

 

ちなみに次の動画のサムネイルはコレです。

いつ出せるんだろうなーーー!!!

 

f:id:gesoninchang:20190826061228p:plain

この緑色の怪獣はいったい何ゴンさんなんだ……。